Perivia one style

園芸しごとから得られたあれこれ

エビスグサ、試飲

週一回、ボランティア活動をしている「香りの里」では様々な生薬となる草花があるけども利用価値についてはまだまだ勉強中。今回、初めてエビスグサのお茶を試飲してみた。

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9月のエビスグサ

学名はCassia obtusifolia L.(Low Senna)

生薬名は「決明子」(ケツメイシ)。

タネを使う。

薬効は便秘、高血圧予防、神経痛、リウマチ、健康増進。

 

きっかけは「現代農業」10月号の投書記事から。

ピンク色のお茶でクセがなくてゴクゴク飲めるとのこと。

エビスグサは草丈1.8mほどのマメ科の植物。夏に黄色の花を咲かせる。緑肥としても優秀でセンチュウに効くらしい。今回はお茶として利用してみる。

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エビスグサの莢とタネ

熟した莢を振ってみるとカラカラと音を立てる。熟している証拠だ。

莢の筋に沿って爪を立てながら裂くように開くとタネが見える。

指で軽くしごき出せば簡単にタネが取り出せる。

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タネを焙煎(全量)

それをフライパンで焙煎。数分でハゼてくると共に香ばしい香りが漂う。

タネをヤカンに移して10分ほど煮出してみた。

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エビスグサのお茶

かなり濃い色がでた。

 

味はクセが少なくて飲みやすいので参加者10名とも、美味しいと好評だった。

タネの分量がかなり多かったせいか煮出して何度でも味わうことができる。

もっと分量を減らしても美味しく飲めると思う。