Perivia one style

園芸しごとから得られたあれこれ

ネトルのトゲに泣いて。

英名:ネトル

学名:Urtica dioica

科名:イラクサ

私は花粉症。春になるとクシャミ、鼻水が酷くなる。

ネトルをお茶で飲むとアレルギー疾患が和らぐとのことで通販でタネを取り寄せて、ネトルを栽培してみた。

夏の暑さも何のその、元気に育つことができた。

植木鉢での栽培と地植えでの栽培両方を比較すると、ダンゼン地植えにした方が水やりの手間がなく、大きな株に育つことができた。

 

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畑のネトル

秋に入りそろそろ収穫しようかと手を伸ばすと、「チクッ!」鋭い痛みを感じた。

葉をよく見ると葉の周り、茎に細い毛がビッシリ。科名のイラクサは刺草。

トゲ(刺毛)にはアリやハチの毒腺にも含まれる蟻酸があり、皮膚に触れると水泡ができるとのこと。私は水泡はできなかったものの、葉を触れた手がしばらくヒリヒリした。

ハンドクリームを塗ってケア。

 

数日間天日干しにするとクッタリしてチクチクしたトゲもあまり気にならなくなった。

持ち帰って、60度前後のオーブンで数分乾燥。

 

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乾燥ネトル

パリパリに乾燥したので素手で細かく粉砕できる。っと、再びトゲが威力を発揮。あわてて薄手の手袋を装着。細い刺毛が空気中に漂う。乾燥すると「ミネラルをたくさん含んだ香り」=「美味しい」香りが強くなる。

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ネトル茶

クセがなく、飲みやすい。

煮出した葉っぱは食べても良い。

これを飲み続けて辛い時期を乗り越えられるだろうか。