Perivia one style

園芸しごとから得られたあれこれ

キクイモ収穫

旅先に出るとついつい立ち寄る場所・・・。「道の駅」。

ご当地の農作物や手作りの雑貨があるのでついつい、いろいろな品物を購入する。

昨年の秋、長野県の道の駅でキクイモを購入した。

数年前に育ててみたときにはイモが充実していないうちに掘り取ってしまったせいか収穫ができなかった記憶がある。

どんな味、風味があるのか気になるので再度栽培に挑戦してみた。

一平米の枠を3箇所作り、種芋を植えた。

夏の間に背丈は2mを超えて、花はキク科特有の姿だ。酷暑にも耐えて元気に育ってくれた。

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夏の姿。キクイモの花

 

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秋の姿。大きなキクイモ(地上部)

 

1平米で35Lの袋いっぱい収穫できた。

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一本のキクイモ(地下部)

2mを超える地上部の地下ではゴツゴツした小さなコブが寄せ集まったようなイモの形をしている。

学名はHelianthus tuberosus L.

別名 カライモ、シシイモ、ブタイモ

英名 エルサレムアーティチョーク

デンプンを含まず、イヌリンのみ含む。

太平洋戦争中の食料不足時には果糖製造の元となり各地で多く食されていたようだが、そのせいか戦後、豊かになった台所からは遠い存在になっていったのかもしれない。

 

実際に食べてみた。

皮をむいて茹でて食べてみると舌触りがなめらかで食べやすく、美味しい。

焼いて、茹でて、あえてみていろいろ料理に使ってみようと思う。

 

参考文献:薬草カラー大事典