Perivia one style

園芸しごとから得られたあれこれ

7月作業の中で

酷暑。5月に入ると30度近い夏日があって植物の生長具合にハラハラ、6月は長雨で作業日程がずれずれ、梅雨明けの7月半ばには草丈がのびのびと。やらなければならない作業が山積みになる季節はこちらの観察眼が追いつかないほどになる。炎天下に元気に繁茂する植物たちの生長の様子はまさに「植物はヒトを操る」。いとうせいこうさんと竹下大学さんの共著のタイトルに深くうなずかされる。

植物はヒトを操る

 

夏野菜が取れ始めている。

花苗は苗を育てるために生長具合に合わせてポットで育ててゆくが、野菜苗はものによっては育てたい土壌に直接タネをまく。ニンジンは土に直接タネをまくものなので5月に入ってから気ままにプランターにまいてみたところ、人差し指ほどのニンジンが成った。

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プランターのニンジン

オクラは毎日収穫できるけど、取りそこねることもあるので今回は外さやがやわらかい品種を育ててみた。

ハイビスカスのような花は食べられるようだけど食べたことはまだない。

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オクラの花

花のあとはさやができてこれが手頃な大きさに成ったら収穫する。

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オクラの花のあと

さやがやわらかく、歯触りがよくて美味しい。

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手頃なオクラ

モロヘイヤはバッタの食害に遭いやすいので気づかれる前に茎を切ってこちらが先に食べてしまう。

 

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モロヘイヤ

日々、植物を人間の都合に合わせる難しさを痛感するので私にとってあまり完璧にこなさないのがポイント。日本列島は災害にあう事が多いと頭に入れておいてこれまでの作業が無駄になってもがっかりしないように心づもる。

ちょうど今はトルコキキョウが開花してくれて私の目を楽しませてくれている。種から育てる過程では気候変化に対応するなど色々気にかけなければならないことが多く、3ヶ月ほどは種の絵袋を時々見ながら確認しつつ育てていた。

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地植えにしたトルコキキョウ

失敗したとしても来年また挑戦してみればいい。上手く育てられた時には園芸仲間とよろこび合おう。