Perivia one style

園芸しごとから得られたあれこれ

竹林にて

2022年を迎えるにあたり

年末恒例の青竹を使ったお飾りを手作りした。

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2022年 お飾り

バラの花は購入したものだが、松葉や千両は育てたものを使うことができた。

折り紙で扇を作り、お祝いの水引を結ぶとちょっと豪華に見える。

例年は100均ショップで売っている扇や水引のアクセント材料を使っていたけど、今年は飾り材料に使うものは全て自前で用意できたので出来上がりの満足度が上がった。

 

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竹林

土台になる青竹は畑近くの竹林で入手したもの。竹林の持ち主がいらっしゃるので、地主さんに断りを入れなければ切ることができない。

 

竹林は鬱蒼としている。夕方の3時を過ぎると寒さが増して、ちょっと寂しい雰囲気の場所になる。

良さそうな竹を選ぶことができた。

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孟宗竹のアップ

地際で切った竹は長さが15mくらいあるので、上の方についている葉を全て落としてからでないと引っ掛かってしまって竹林から引っぱり出せない。

広い場所へ運び出せたら、使う長さに調整して切って、水で洗って表面の汚れを綺麗に落とす。

手間が掛かるが毎年、この工程がなければ正月が迎えられないような気がしてしまう。

 

現在は生活の中で竹を利用する習慣があまりないので放置されて手付かずの竹林が増えたように感じる。

人の手の入らない竹林は薄暗く、竹が増えて薄暗い荒れ地に見えるので粗大ゴミが捨てられる現場跡を見つけることがある。

荒れた竹林は人を寄せ付けない独特な雰囲気があるので、そういった場所に粗大ゴミを捨てる「不法投棄」が増える。

 

竹林は適度に間引くことで明るい雰囲気になるので、人が利用している様子のある場所になれば人の目が行き届いて不法なゴミを捨てようとする人がいなくなるかもしれない。

誰もが「捨てるのをやめよう」と思える環境を整えたい。