Perivia one style

園芸しごとから得られたあれこれ

植物と動物の違い

 気温が下がり、秋に入った今だから落ち着いて考えることのできる事がある。それは「夏の酷暑をどう乗り切るか」。仕事は常に天候を気に留めながら作業するので天気予報は欠かせない。時間と効率を優先して休みなく動けば、身体に危険信号が出てくる。頭痛、手の震え、怒涛の発汗。倒れる寸前だ。

 本来、自然環境は厳しいもの。動けない植物は生き切るための強かさを持っている。ある条件さえ揃っていれば生きてゆける術をもつ。発芽のための水分、気温、育つための光。こぼれタネが自然に任せて育ってゆく様は驚異に感じる。「いつの間に!」と。

 動物は動くことができるから自然環境に適応することを簡単に考えてしまっているのかもしれない。特に私たち人間は。自分の身体の変化を見落とさずに動く術を身につけたい。

 

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ワスレナグサ

 昨年の秋口から春先にかけて栽培したワスレナグサのこぼれタネ。自然に発芽して育っていたので鉢へ植え替えてみた。真夏の出来事。今では立派に開花している。

 このまま冬を越すことが出来るか様子を見てみるつもり。