ビスカリア種まきから開花まで
タネから花や野菜の苗を育てることを始めて10年以上になる。
本を見ながら見よう見まねで初心者向けのミニトマトに挑戦。
当時は川砂を用いて住友化学の液肥を与える栽培方法だった。葉っぱばかり元気に育ち期待した実はあまり付かなかったことを記憶している。
それでも育つ様子を毎日観察するのは楽しく、小さな感動があり生長の喜びがあった。
今でもタネから育てることを続けているのはそんな喜びがあるからだと思う。
ビスカリアの栽培は2度目。昨年は発芽に失敗してしまったので育てることができなかった植物。今回は残ったタネで再度挑戦してみる。
真冬の間、室内で保温しながら観察していると、小さな苗が出現してきた。外気温はマイナス10度まで下がる日もあってホントに苗がしっかり育つのか心配な時期でもある。
2週間ほどが過ぎると4枚の葉になってきた。日中、暖かくお天気なら室外に置いて十分に日光に当てながら時々薄い液肥も与えてあげる。
苗の生長に合わせて3月から5月まで何度か鉢上げを繰り返す。昨年の栽培の失敗を反省して、今回は通気性を高めるために腐葉土を多めに配合することにした。これが真冬の水やり後の用土の凍結を防ぐことにつながり今年は初夏に花を咲かせるまで育てる事ができた。
ビスカリアは7月まで花が咲くようなので、これからは炎天下の水切れに注意しなければならない。畑へ地植えするか、このまま鉢のまま育てるか思案している。