Perivia one style

園芸しごとから得られたあれこれ

チューリップ開花

!心待ちにしていたチューリップが花開いた。

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新潟県産チューリップ

園芸界ではチューリップは定番の花。原種から品種改良が進んだものまで様々ある。

いつもは富山県産の球根をお取り寄せしていたがある雑誌情報で富山県だけでなく新潟県でも栽培が盛んとのことを知り、今回は新潟県産を取り寄せることにしてみた。

ホームページを見てみると、強風に強いものや原種など特色ある球根があり、魅力的な球根たちだった。早速注文して到着まで楽しみに待つことにした。

植え込みに適した期間を待って手元に届くまで時間差があるので改めて発送のお知らせをするとのことだったものの、そのお知らせが無くて突然到着したことは戸惑いのたねとなった。やはり一言、メッセージが欲しいな。

 

チューリップは富山県で栽培されていることはよく知られている。

特産として有名になるまでに人々の努力と数々の困難を乗り越えて今がある農業歴史、地域特産としてのPRが上手に行われている成果だと思う。

 

わかりやすく丁寧なホームページの作り、定期メールマガジンの発信、その中では球根の育て方レクチャーや楽しみ方の提案など、読み手が購買に至るまでの情報発信を欠かさず行っておられる。私たちは楽しみながらこれらの情報を得て相手を知り、信頼を深める。

 

新潟県のチューリップはとても魅力的なのに、情報発信があまりなくて残念だった。

 

園芸学校に通っていた頃に短期アルバイトの募集があった。

それは銀座の歩行者天国の道路をチューリップの花びらで埋め尽くし、絵を描くイベントに参加するというものだった。

 

球根自体を大きくするためには、蕾を付けた頃から開花する間に花首を取ってしまい、栄養を球根の方に充実させて太らせる。生産現場では不要になった花びらたちが大量にあるためこれらを集めて華やかな街、銀座の通りを飾り立てようというイベントだった。当日はお天気も良くて道ゆく来場者も多く、実に盛大で華やかなイベントで楽しかった。

 

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前年の球根

ターシャデューダの本でチューリップは植え込んで開花を楽しんだら毎年球根を買い替えると読んだ気がする。

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前年度の球根の大きさの差

掘り上げた球根は次の年は咲かないのかなと思ったので開花はあまり期待していなかった。

球根の大きさもバラバラだし、開花が期待できそうな大きな球根は植木鉢に植えることにして小さなものは球根を太らせる目的で畑にざっと植え込んでみることにした。

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畑植え込み状態

そして今年の春・・・!!。

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前年度の球根

小学校でよく見かける単色のシンプルな形で数が多く見応えがあり大変美しく、背の高さ、花のサイズもバラバラであるのが自然なカタチで心地よく、私にとっては良い結果だった。

きっと球根の大きさに合わせた状態なのだろう。

 

前年度の球根を植えて分かったことは蕾をつけないわけではなく、揃ったものにならないということだった。

良い経験をしたなと思う。

来年も楽しみにしたい。